これは私が20代のころ、私の住む地方が大寒波に襲われた日の夜のことだ。
あの日は、本当に寒い夜だった。仕事を終えてアパートに帰ってきたら、鍵が刺さらない。「え、どういうこと?」と焦って鍵穴を覗き込むと、吹雪で凍ってしまっているようだった。手はかじかむし、風は強いし、家には入れないしで、正直パニックになった。「このまま外で朝を迎えるなんて死んでしまう…」と必死で対策を考え始めた。
そこでふと気づいたのが、いつも持ち歩いている水筒だった。中には暖かいお茶が残っている。「これで溶かせないかな?」と半信半疑で試してみることにした。水筒のお茶を少しずつ鍵穴にかけてみると、じわじわと氷が溶けていく感じがした。「いけるかもしれない」と期待を込めて続けていると、ようやく鍵がスムーズに刺さり、回るようになった。家の中に入った瞬間、ホッとしたのと同時に、寒さから解放されて心底安心した。
翌日、改めて鍵穴の凍結について調べてみた。凍結防止スプレーをかけておくと凍りにくくなることを知った。「これ、事前に知ってたら昨日の焦りはなかったな…」と思いながら、早速ネットで凍結防止剤を購入した。冬の備えって本当に大事だと痛感した。
今回の経験で学んだのは、いざというときに落ち着いて考えることの重要さ。そして、何より備えが身を守るということだ。冬の寒さは本当に厳しく、容赦なく襲ってくる。同じようなトラブルに遭わないよう、早めの準備をおすすめします。冬場は本当に一手間が命綱になりますからね。