“海外旅行に行って帰ってきたとき、マンションの鍵を失くしているのに気づきました。旅行先で、カバンから出したりしているうちに、ホテルか外出先で忘れてきてしまったのだと思います。
キャリーケースの中身など何度も何度も調べて約30分間。鍵を旅先に忘れてしまってきていることを、認めざるを得ませんでした。
マンションの管理業者に連絡しましたが、急ぎの場合は部屋の鍵を壊さなければいけないということで、その場合はお金もたくさんかかるということでした。
替えの鍵を発行してもらいたかったですが、当時はお盆休み中だったので、業者の対応も3日ほどかかるという事だったので、まず最初の日はホテルに泊まりました。
一日目はホテルで、スマホのインターネットとかを見てあっという間に時間が過ぎ、そのまま寝ました。二日目ですが、ホテルは朝にさっさとチェックアウトし、街に出かけて、昼の間は本屋や喫茶店で時間を潰しました。スマホ・iPad・Kindleなど一通りのガジェットを旅行用に持ち込んでいましたので、暇潰しの道具は十分にありました。
そして二日目の夜は漫画喫茶に泊まり、漫画をたくさん読んでやインターネットもやりまくり夜更しました。『ドラゴン桜』『インベスターZ』など、1巻から全巻をぶっ通しで読み、さすがに疲れました。
そして三日目。何とかマンションの管理業者に来てもらって、代わりの鍵を貰いました。2万円ほどかかり、高い買い物となりました。”
鍵穴についての知識の乏しさが招いた手痛い出費
“私が引き起こしてしまった鍵のトラブルは、玄関の鍵です。新しい家に引っ越して10年近くたった頃、鍵穴に鍵を差し込んでもスムーズに回らないことが増えてきました。
その日も、出かける際に玄関の鍵を閉めようと思いましたが、固くてなかなか鍵が回りません。
困った私は「金属の滑りが悪い時には、潤滑剤を使うといい」という中途半端な知識をもとに、テレビのコマーシャルなどでも有名な潤滑剤を鍵穴に噴射してみたところ、途端に鍵の回りが良くなりました。「もっと早くこうしていればよかった」とうれしくなった私は、そのまま買い物に出かけました。
そして帰宅後、鍵を回そうとしましたが、再び回りにくくなっています。
どうしてだろうと思い、インターネットで調べてみた私は、「鍵穴に潤滑剤を使うのは、絶対にダメ!」という記事を見つけます。自転車のチェーンや金属のさび落としには大活躍の潤滑剤ですが、鍵穴に使ってしまうと、中で油とホコリが混ざって粘度が高くなり、余計鍵が回りにくくなってしまうのだそうです。
焦った私は改善策を検索しましたが、一度潤滑剤を使ってしまった場合、鍵を分解、洗浄しなければならず、素人の手には負えないということが分かりました。
それでも一度は「自分で分解してみようか」とも思いましたが、相手は玄関の鍵。取り返しのつかないことになってしまえば、家の防犯問題にも関わります。
「ここはプロの手に頼るしかない」と諦めた私は、すぐに来てくれる鍵の修理業者に連絡することにしました。
家で待つこと30分。修理業者はすぐに来てくれ、慣れた手つきで鍵穴を分解し、洗浄してくれます。
作業をしながら話を聞くと、鍵穴が固くなって潤滑剤を使い、かえって状況を悪化させてしまう人は結構多いとのことでした。
かかった費用は6000円。痛い勉強代でしたが、安心して玄関の鍵を使えるようになり、ホッと胸をなでおろすことができた出来事でした。”