商品庫の鍵が開かずにお客様を怒らせてしまった話

商品庫の鍵が開かずにお客様を怒らせてしまった話

学生時代にバイト先で経験した鍵が開かないトラブルです。小売店でバイトをしていた時、朝一番のシフトでは、品出しと陳列作業がありました。その店では大体の商品は陳列されたまま店自体の鍵を掛けて営業終了とするのですが、一部の高額な商品は店の奥にある商品庫に移して、商品庫にも鍵をかけて管理していました。そして、朝一番のシフトでは商品庫から商品を出して陳列するのが日課でした。
ある時、いつものように店の朝清掃を終えて商品庫の鍵を開けてドアを開けようとしたときです。ドアノブは動くのにドアが開きません。もう一度鍵を開閉し、ドアノブをガチャガチャと動かし、それでもドアが何かに引っ掛かったように開きません。間もなく店長が来たので事情を説明すると、チラシをドアの隙間に差し込んでどこが引っ掛かっているのか確かめ始めました。すると、ドアノブと連動するはずの部分がロック状態になったままのようでした。
そうこうしているうちに開店時間となりお客様もちらほらと来店し始めました。そういう時に限って商品庫に現物がある商品を購入希望のお客様が現れてしまい、事情を説明すると「じゃあいい!」と言って帰ってしまいました。
その後も店長の努力もむなしくドアは一向に開かないため、結局鍵業者を頼んで開けてもらいました。業者さんによれば金属疲労のようなもので鍵、ロック部分、ドアノブを連動させる部分がダメになっていた、とのことで一式交換となりました。私も焦りましたが、店長は本社から鍵交換代の説明を求められたりと散々な体験でした。

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